埼玉県の施設に毎年児童書を中心に本を寄贈  一般財団法人 日本出版クラブ

団体名 一般財団法人日本出版クラブ

代表者 会長 野間 省伸 様

H P http://www.shuppan-club.jp/

支援内容 入所児童の生活支援(児童図書の寄贈)

総務部長 和田 功 様

 

会社のプロフィール

 

昭和289月、「出版会の総親和」という精神を掲げ設立されました。

 

出版に関する各種の調査研究や研修会、講演会の開催、出版クラブビルの運営などを通じて、出版人の交流親睦をはかり、出版文化の昂揚発展に寄与することを目的としています。

 

2013年に一般財団法人に移行し現在に至っています。

 

 

 

本の寄贈活動(読書のめぐみ運動)について

 

出版各社より提供された本を、平素読書の機会に恵まれない人々に贈り、読書の喜びを知ってもらおうという趣旨のもと昭和27年以来読書週間の行事の一環として行われています。

 

矯正施設への寄贈は、昭和27年に当時の国会図書館長(金森徳治郎氏)が刑事施設を視察したときに、どの施設も図書が少ない実情を知り、東京出版協同組合が当時の巣鴨刑務所に図書を寄贈したのが始まりです。昭和61年からは、日本出版クラブとの共催になりましたが、同組合が平成219月に解散してからは、当クラブの単独開催となりました。最近は外国人受刑者も増えており、日本語辞典の寄贈も行っています。

 

児童養護施設には絵本を中心に、小学生高学年までを念頭に寄贈させていただいています。図鑑や辞典、小説なども寄贈しています。また受験生のために、参考書などをご寄付いただく出版社もあります。埼玉県に関しましては、書店商業組合が辞典等のご寄付をされているとうかがっているので、できる限りかぶらないようには配慮しています。埼玉県には前回1,417冊を寄贈させていただきました。

 

これまで矯正施設には約80万冊以上、全体では約170万部を寄贈させていただいています。

 

次年度に関しましては、実際の図書と図書カードを組み合わせることも検討しています。

 

 

 

読書離れについて

 

最近電車で新聞を読んでいる方が少なく、タブレットやスマートフォンを中心とした、電子媒体が増えてきています。

 

ただ、最近の傾向として、電子一辺倒から「本」への見直しの流れが少しずつ出てきているのではと思います。例えば施設で何人かが集まって、皆で一緒の本を読見合わせや、大きい子が小さい子への読み聞かせをするなど、本ならではのいい効果が出ているとのお話もいただいています。

 

 

 

その他の活動・行事

 

1月 名刺交換会

 

5月 全出版人大会

 

10月 出版平和堂での出版功労者顕彰会