泰山木のようにたくましく生きて欲しい

児童養護施設 泰山木のある家

施設名 児童養護施設 泰山木のある家

法人名 社会福祉法人泰山木

住 所 埼玉県熊谷市妻沼770番地1

H P http://taisanbokunoaruie.com/

電 話 048-567-3361

E-mail taisanboku@ba.wakwak.com

施設長:荒井 吉正

 

「新しい施設を設立するのであれば、埼玉で1番良い施設を目指そうと決めました」

 

 

 

社会福祉を目指したきっかけ

 

大学時代は考古学を学び、夏休みは埋蔵発掘のアルバイトするくらい好きで、将来はその道に進みたいと考えていました。ところが壁にぶつかり先行きを考慮していた時に、ある人から福祉の仕事の話がきました。

 

平成179月にこの施設を立ち上げる時、何人もの児童福祉に思いの強い人たちが集まりました。メンバーに恵まれ38歳でしたが施設長にたたせていただきました。亡き父親が児童養護施設に思いがあり、その考え方に影響され、当初自信はなかったのですが設立して3年間でようやく覚悟ができ、新しい施設を設立するのであれば、埼玉で1番良い施設を目指そうと決めました。

 

 

 

学生へのメッセージ

 

泰山木ある家は働きながら成長できる職場を目指しています。

 

日々成長する中で、数年立った時に泰山木の職員としての自信、誇りを持っている、そういう職場を目指しています。


ベテラン職員:田髙 雄一

 

「お釣りがくるような学び」

 

 

 

プロフィール

 

埼玉県社会福祉事業団に28年間勤めて、児童養護施設に15年、障がい者のスポーツ指導に13年関わりました。

 

現在は、ライフワークとして、障がい者のフライングディスクを指導しており(埼玉県障がい者フライングディスク協会 理事長)、熊谷市スポーツ推進を15年間進めています。

 

 

 

泰山木のある家で働くこと

 

平成184月に入職時、まだ創立から半年でした。それまでの経験を生かして組織の枠組みやマニュアルの標準化、職員育成などの役割をもって従事しました。

 

事業団では、大人数の中でうまく個性を発揮できない面もありましたが、ここはコンパクトですべてが把握しやすく、私にはあっていたようです。児童養護は私の天職だと勝手に思っています。

 

 

 

学生へのメッセージ

 

児童養護は難しさ、大変さ 困難さばかりが目立ちますが、それ以上にお釣りがくるような事を子どもから学ばせてもらうことが沢山あります。

 

昔と今では違いますが、子どもの素直さは不変です。難しい子どもたちだからこそ、チームで支えあいながら乗り切れることが沢山あります。児童養護を通しながら自分自身の人生設計を組み立ててみてください。

 

本当に楽しい世界で充実しています。興味をもったら足を運ぶ所からスタートして体感してみてください。お待ちしています。


若手職員:伊達 瑠花

 

「肩たたき券を子どもからもらった」

 

 

 

児童養護を選んだ理由

 

大学時代のボランティアサークルで、虐待についていろいろと知ってからです。少しでも力になりたいと思い、児童養護に興味を持ちました。

 

友だちが実習に行って充実したけど大変だったと聞き、やってみなきゃわからないと逆に飛び込んでやろうと思いました!

 

 

 

楽しかったこと

 

外泊行事の時は、施設の中でいるよりも楽しい時間を共有できますし、日常の中でも突拍子もない事や想像もつかないことを豊かに表現してくれ、それに驚きつつ心が洗われています。自分ももっと感性を磨きたくなりました。

 

 

 

嬉しかったこと

 

1年目はなかなか意思疎通が出来なくて、浴びせられる言葉一つひとつに傷ついて何度もやめようとも思いました。でも時間を費やしていくと徐々に関係性ができ、私と話してすっきりしたって言ってくれたり、子どもから「遅くまで大変だね」って肩たたき券をくれたりします。

 

 

 

施設で働いてみて

 

箸が持てるようになったとか、宿題を間違えるとグズグズして前に進まなかった子が、2問3問と答えられるようになるなど、そういう小さい成長に大きく励まされ、本当にやめずに向き合って良かったと思っています。

 

いまではなんでそういう言葉がでるかが分かるようになりました。子どもの背景から来る言葉を理解してあげることができるようになりました。子どもから学んで成長させられたと思います。

 

 

 

学生へのメッセージ

 

相手の気持ちの背景を考えてあげる事、言葉に表せない行動を代弁して言葉にして伝える大切さを教えてもらっています。それと、自分の親に対する感謝の気持ちがでてきて、親の愛情を知りました。