給付型の奨学金で手厚く支援           株式会社 ハーベス

企業名 株式会社ハーベス

代表者 代表取締役 前田 知憲 様

H P http://www.harves.co.jp/

支援内容 入所児童の生活支援

     (スポーツ観戦招待券の寄贈)

     入所児童・退所児童の自立支援

     (給付型育英奨学金制度)

     児童養護施設等の運営支援

     (社内募金の寄付)

管理本部総務人事部                      担当部長 徳永 秀一朗 様

 

ハーベス育英奨学金制度

 

埼玉県内の児童養護施設や里親等のもとで暮らし意欲と能力のある学生が、経済的な理由で進学を諦めることなく夢を追いかけられるように、応援するためのものとしたいと考えました。貸与型の奨学金は子どもたちの借金になってしまいます。給付型の奨学金で十分な支援と考えたときに、1年に一人を奨学生として採用して、その代わり手厚い支援をするという結論に達しました。

 

2016年度からスタートして、2018年に短大を卒業した1期生は、現在さいたま市内の保育園に勤務しています。奨学金終了後でも、何か問題に直面することがあったらすぐに連絡するように、と伝えています。

 

2期生は看護学科のある4年生の大学に、第3期生は小学校の教員を目指し4年生の大学(教育学部)に進学しています。

 

私たちは、この奨学金制度を始めた以上、彼らが卒業するまで責任を持って支援を続ける覚悟で行っています。

 

 

 

会社の事業紹介

 

当社は4つの事業の柱があります。特殊潤滑剤およびフッ素コーティング剤の製造・販売事業、包装・充填のOEM事業、天然水事業、化粧品事業です。

 

その中で特殊潤滑剤は、皆様の身の回りで様々なものに使用されています。例えば速乾性の潤滑剤は、パソコンやプリンターなどのOA機器やCDDVD、ビデオカメラなどのAV機器、カメラや自動車部品など、幅広い分野に使われています。その他に電子機器や精密機器、自動車部品向けに開発された潤滑剤もあり、車のパワーウィンドウなどに使用されています。

 

天然水事業は、福島県の奥会津金山町で湧き出る天然の炭酸水を、現地で採水しボトリングし販売しています。2016年の伊勢志摩サミットで採用されるなど、注目を浴びています。古来よりこの炭酸水は薬泉として知られ、明治時代の上流階級に愛飲されていたものを、私たちが140年の時を経て商品化することができました。

 

会社は、社員をとても大事にしています。様々な福利厚生制度がありますが、印象深い例では、2008年のリーマンショックの際に売り上げが半分以下になったことがありました。しかしそのときも社員全員を雇い続ける代わりに、全員の給料を少し下げることで社員一丸となって乗り切ったことがありました。

 

 

 

社内でのCSR活動の取り組み

 

社内で募金活動を行っています。2013年より始めた活動です。例えば炭酸水を社員は無料に飲めるのですが、募金箱を設置していて、1本飲むごとに10円の寄付をお願いしています。また工場の自動販売機を利用すると、自動的に寄付する形にしています。改善提案活動で社員へお支払いする報奨金についても一部を寄付していただくようにしています。こうして集まった金額と同額を会社が上乗せして、埼玉県内の2カ所の児童養護施設に寄付しています。