他では味わえない経験ができる職場

児童養護施設 さんあい

施設名 児童養護施設 さんあい

法人名 社会福祉法人 三愛学園

住 所 埼玉県深谷市櫛引15-2

H P https://san-ai-jidouyougo.net/

電 話 048-585-0605

E-mail san-ai@isis.ocn.ne.jp

 

施設長:高瀬 一使徒

 

「『受ける』よりも『与える』ことの大切さを子どもたちに伝えています」

 

 

 

プロフィール

 

さんあいに来てからは5年、施設長暦は4年目。開発途上国の子ども支援の国際的なNGO25年間働いていた。海外経験はアフリカ、アジア、中南米を中心に約85カ国。それ以前は青年海外協力隊でモロッコに2年間駐在。子ども支援にずっと携わってきた。

 

 

 

施設の紹介

 

中庭のある特長的な建物は、児童にとっては家庭であり、職員としての職場としての機能を持たせています。中庭は全員の共有の場でありコミュニケーションの場です。子どもたちが遊ぶ場だけではなく、ユニットが違う職員さんたち同士でもここで話をしたりできますので、情報交換や息抜きにもなります。

 

 

 

与えるという事

 

さんあいは「受ける」ことよりも「与える」こと大切さを子どもたちに伝えています。

 

児童は行政からの支援の元で来ています。それを「受ける」べき子どもたちには「与える」ことを教えています。具体的な災害や紛争の中にいる子どもたちに対しての支援などの教育を行っています。

 

 

 

学生へのメッセージ

 

さんあいでは他では味わえない経験ができる職場です。例えば、提携しているタイの児童養護施設があり、施設内の児童たちとの深いかかわりだけでなく、海外の子どもたちとの触れ合いもできます。この仕事は子どもと深くかかわるだけに、煮詰まってしまうこともありますが、こういう活動を通して、仕事に夢があると思ってもらえたら嬉しいです。

 


ベテラン職員:青木 義匡

 

「自分の強みを生かせる場が必ずあります」

 

 

 

保育士を目指した理由

 

一般企業に就職したけれど、子どもにかかわる仕事をしたいと思うようになりました。働きながら夜間の専門学校に通いながら保育士の取得を目指しました。その中で児童養護施設というのがあることを知りました。

 

 

 

休暇について

 

公休数を決めていて、各ホームの中で休みを決めています。リフレッシュ休暇など全体的に休みがとりやすい組織です。

 

新任(1年目)職員が仕事を始めて大変な時に体を休められるように、2ヶ月目から年休が1日付きます。(初年度は年間で11日)

 

 

 

職員さんの定着について

 

(自治体からの)措置費が上がってきているので、以前と比較して給与面も含め待遇はかなり良くなっています。人数も増えましたし、働きやすくなっています。産休の取り方などまだ課題はありますが、今後変わってくると思います。

 

 

 

学生へのメッセージ

 

保育園や幼稚園よりも児童との関係は長く、小学校から高校まで、基本は日常生活支援ですが、いろんな活動の場があります。その中でスポーツ、クラフト、料理、音楽など、自分の強みを生かせる場が必ずあります。一度ぜひ児童養護施設を体験してみてください。 


若手職員:國分 愛生

 

「一番うれしいことが絞れません」

 

 

 

一番楽しかったこと

 

1年に一度の「特別部屋外出」です。部屋(ユニット)の児童と職員の皆で決めて旅行します。バーベキューや、児童の普段見られない別な表情が見られてとても楽しいです。

 

それから施設の中では、毎日嬉しいことがあります。小さい子が抱きついてきたり、その都度本当に嬉しくて、一番嬉しいことが絞れません。

 

 

 

一番辛かったこと

 

今となっては思い出ですが、新任の時に少し反抗的だった児童にキツく言われたことです。その時は辛かったし悔しかったのですが、自分が変わらなければと思い、それから普通に注意もするようになりました。そうしたら退所のときに「大好きだよ!」って言ってもらえて嬉しかったのを覚えています。実は先日結婚するという報告がありました。

 

 

 

学生へのメッセージ

 

プライベートを充実させながら働ける場所だと思います。私はお笑いが大好きで、大宮や新宿のお笑いのライブに良く行きます。

 

まずは実習でもボランティアでも見に来て欲しいです。学生の時には、こんなにアットホームなところだと思っていませんでした。来ていただければ、きっと印象が変わると思います。